４月から番組がニューアルされる『ＮＨＫ歌謡コンサート』は、いよいよ明日が最終回。

 

番組がスタートした頃は、僕はまだ中学生でした。

 

その頃は既に“歌手”になりたいと本気で思っていました。

 

ふるさと福井で見ていたテレビの番組に出させて頂き、歌わせて頂けるなんて、本当に幸せなことです。

 

いや、幸せ過ぎます。

 

だからこそ、毎回出演させて頂けることが、ありがたくて、ありがたくて。

 

生放送に向け必死に練習して、リハーサルからいつも足をガクガク震わせながら、本番ではただがむしゃらに歌わせて頂きました。

 

せっかく頂いたチャンスなのに思うように歌えなかった時は、本当に申し訳なくて、悔しくて、家に帰ってからも一人ずっと落ち込んだり。その逆で、上手く歌えた時、お客様から頂く拍手やスタッフの皆さんがかけて下さるお褒めの言葉に勇気を頂いたり。番組を通じて、大勢の皆さんにお世話になり、いろいろなことを学ばせて頂きました。

 

２週に渡って新人歌手を紹介する、というコーナーがあった時は、「函館哀愁」を歌う直前、本番中、サプライズで坂本冬美先輩が激励して下さり、涙してしまいました。

 

チョー・ヨンピルさんの「想いで迷子」を歌わせて頂いた時は、なんと！五木ひろし先輩が、竹島宏の後ろでハーモニーをつけて下さるという今でも信じられない出来事がありました。しかもその演出が、番組スタッフさんではなく、五木先輩が自ら提案して下さったものでしたから、大、大感激でした。

 

デュエットも沢山させて頂きました。

 

北川大介さん、山内惠介さんとのユニット‘イケメン３’が番組の企画から生まれ、僕もそのメンバーのひとりに加えて頂きました。

 

思い出は数知れず。

 

そんな憧れの番組に、明日また、出演させて頂ける予定です。

 

今までの感謝を歌にのせ、ありったけの思いをこめて歌わせて頂きます。

 

一夜限り、一度きりの「東京紙芝居」です。

 

夜８時から『ＮＨＫ歌謡コンサート』絶対見て下さいね!!