●今までも。これからも。
昨日は、新型コロナウィルス対策厳戒態勢の中、「竹島宏の歌MAX」の収録が行われました。
いわゆる3密は当然ですが、検温、マスク、消毒、換気、各スタッフ人数の制限、人同士の距離の確保。
1曲歌い終わり音響スタッフとマイクの受け渡しをする度にマイクの消毒、歌手が変わる度マイクに触れるスタッフのビニール手袋の取り替え。使用する楽屋やロビーの消毒と換気をするための専用スタッフ。スタジオや楽屋の扉の開閉をする際もドアノブに触れたら常に消毒と手洗い。次亜塩素酸による加湿、ケータリングコーナーの中止など他にもいっぱいあります。
すべてが全く違う収録風景でした。
そんな重苦しい雰囲気の中、番組スタッフさんたちの前向きな姿勢や笑顔を見ているだけで涙が出てきそうになりました。
ここのところずっと自宅待機で、僕はほとんど人に逢っていませんでした。ですから、余計に感情の振れ幅が大きくなり易くなっていたのだと思います。
生歌をお聴き頂けない今、こうして番組を通じて、全国の皆さんに歌をお届けできますこと、これほどレギュラー番組を持たせて頂けていることのありがたさを感じたことはありませんでした。
デビュー以来大勢の皆さんが僕の歌を聴いて下さって来ましたが様々な事情でライブなどにお越し頂けないファンの皆さんも大勢いらっしゃいます。そして、お身体の調子が芳しくなかったり、介護や育児を頑張っていらっしゃること、学校や職場でのお話など、お手紙やメール、FAXなどで書いて頂いたりします。中には、ご家族の方がそのご様子をそっとお伝え下さることもあります。
メッセージを受け取る度、何のお力にもなれず、お役に立てないこと、本当に申し訳ないなと思うことも多くあります。
それでもせめて、僕の歌を、おしゃべりを聴いて下さっている間だけは、やすらぎを感じる時間であって頂きたい・・・。
今までも。
これからも。
皆さんのことを思いながら番組を続けさせて頂きます。是非「竹島宏の歌MAX」引き続きご覧下さい!
そして、それぞれの状況で頑張っていらっしゃる皆さんのこと、僕はずっとずっとお待ちしています。
近い将来、必ず笑顔でお逢いしましょう!