« 鏡前 | メイン | ふるさと福井でのコンサート »

2020年10月13日

●ムード歌謡との出逢い

僕の歌手人生は思いがけない出逢いの連続です。

ここ数年は"踊らされちゃう歌謡曲"シリーズで慣れないダンスと格闘した結果、お客様に新しい竹島宏をご覧頂けることになりましたが、実はよく歌わせて頂いている"ムード歌謡"というジャンルを知ったのはデビュー2年目でした。

第一興商の保志忠彦会長が生前「竹島宏にはムード歌謡が似合う」と、作曲家の中川博之先生に直々に依頼して下さり、完成したのが3枚目のシングル「札幌えれじぃ」でした。

あの頃は破格の、随分と贅沢な宣伝活動をして下さったり、様々目をかけて頂きました事に、時が経てば経つ程、感謝の気持ちが募ります。

あの時、保志会長がかけて下さっただけのご期待にお応え出来る歌手に、今の自分は成長出来ているのだろうか。

以前は自分の不甲斐なさに泣きたくなることもありましたが、小さい歩幅でもしっかり前を向いて歩いていれば、懐の大きな保志会長なら頷いて下さるはずと、今はそう前向きに考えるようにしています。

そして、保志会長のご助言があったからこそのムード歌謡との出逢い。

これからも大切にさせて頂きます。

さて、先日けやきホールで開催したムード歌謡特集ライブ、ご来場下さいました皆さま、お世話になりましたスタッフの皆さま、本当にありがとうございます!

今回も開催に当たりまして多くのご協力をありがとうございました。

そして、このステージには欠かせない信頼するメンバーさんたち。いつも以上に大人の哀愁と情熱に溢れる演奏でした。
2020-10-13.jpg

バンドマスターの隼トシヒデさんのSaxは、昭和、平成、令和と3つの時代を生き抜いてきたからこその円熟の音色。時々、ウィスキーのスモーキーな香りがするようです。

そんな素晴らしい演奏あっての竹島宏のムード歌謡の世界。

まだまだ奥が深いムード歌謡です。これからも大切にお届けします。

今回のステージは、後日配信でもお楽しみ頂けます。よかったら見てみて下さいね♪

さて、明日はふるさと福井のステージです。

皆さまの想いと一緒にがんばってきますね。