今日から9月ですね。
少しずつ日が短くなり夜が長くなることから夜が長い月。
転じて長月だそうです。
デビュー20年ってまだまだ遠い先のことだと思っていたのに、いつの間にかそれだけの道のりを歩いていたんですね。
歩かせて頂いていたんですよね。
先ほど、名古屋に向かうのぞみ号の中から、コンサートホールのグランシップ静岡が見えました。
「左側のお席でしたらご用意できます。」とみどりの窓口で言われて、つまり今日は富士山が見える側の席じゃないと。
でも、僕にとってはそのことに深い意味があったように思えます。
富士山側に座っていたら気づかなかったグランシップ静岡を通り過ぎた時、その小ホールで昔ライブを開催させて頂いたことを思い出しました。
小ホールとは言っても、その頃の僕には大ホールじゃないかと思う位に大きく感じたホール。
その立派過ぎるホールでライブをすることは、今思えばかなり無謀なことだったと思います。
でも、地元静岡のファンの皆さんがお友達やお知り合いを誘って来て下さったりしたおかげで、何とかライブを実現することができました。
中には、いろんなところを回って下さり、チラシを持って宣伝して下さったり、チケットを一枚一枚売って下さった方もいらっしゃいました。
ファンの皆さんお一人お一人のあたたかい想いのおかげで、僕は静岡のステージで歌わせて頂くことができました。
考えただけでも涙が出てきそうです。本当に、本当にありがたいことです。
静岡でのライブ開催の度、大変お世話になった方が闘病の末お亡くなりになり、ご家族からその連絡を頂いた時には言葉にならない哀しみでいっぱいで、しばらく気持ちが沈む日々でした。
勿論今は、明るく前向きに歌い続けることが、僕にできるご供養だと思い活動させて頂いています。
今までも、これからも、沢山の出逢いと別れを繰り返しながら、皆さんの優しさに支えて頂きながら、この歌手人生を歩かせて頂いて参ります。
すべての皆さんに、心から感謝申し上げます。
さて、名古屋に到着しました。
1日マスコミキャンペーン頑張ります。
天気の行方が気がかりですが、皆さんどうぞお気をつけて、今日もお元気にお過ごし下さい。
(安倍川あたり)